物流倉庫で単発の日払いバイトを何度か経験。仕事は「ピッキング」です。会社によって、規模や人員、扱う商品が違って新鮮でした。
体力を使うとは聞いていたけれど、実際どうでしょう。40代・50代女性に向いている仕事でしょうか。今回は経験をもとに紹介します。
目次
物流倉庫ピッキングはきつい?黙々と身体を動かす楽しい仕事
ピッキングとは
ピック(集める)すること。伝票に記載されているリストをもとに、商品を指定の場所へ集める仕事です。
例えば、通販で注文すると段ボールに商品が入って届きますよね?あの段ボールを作るイメージです。商品を集めた箱は、梱包や物流など次の工程へ流れていきます。
商品の集め方は、バーコードのようなものを読み取る機械をかざしたり、紙の伝票に従ったりと様々。会社によって違いますが、どこへ行っても難しい操作はありません。
簡単!だけど、ここがキツイ
ピッキングは簡単だけど身体を使う。そして、正確さとスピードが必要な仕事です。それゆえに、以下のようなキツさがあると感じています。
- 好きな時に休めない!動きっぱなし
- 単純作業で集中力が途切れやすい
- 慣れるまでペースをつかみにくい
考え方を変えると・・・ダイエットにぴったりな仕事です。ちょっと休んでお茶を飲みたいと思っても、周りの状況から言いだしにくく、結局は休憩時間まで黙々と身体を動かす。
お金をもらって有酸素運動が出来るという素晴らしい仕事なわけです。でも、気をつけなければいけないのは「正確さとスピード」。
たった1度の自分のミスによって、顧客の信用を失う、クレーム処理や対応、物流数の変更などと色々なリスクが発生するかもしれません。
とはいえ、流れ作業の場合は特に、仕事が遅いと目立ってしまうので慌てがちです。そうなると「うっかりミス」をしやすくなってしまうのです。違う商品を集めたり、抜けてしまったり。
誰がどんなミスをしたか、誰がどのくらい作業をしたのか分かるシステムになっている会社もありました。
要するに「動く・早く・正しく」集める。これを何時間も繰り返すので、初日は気疲れも手伝ってぐったりするかもしれません。でも大丈夫。2度めからは慣れますよ。
ピッキングの仕事に向いている人は?
- 身体を動かしたい
- ダイエットしたい
- 人と関わらずに働きたい
- 黙々と作業するのが好き
- 決まった時間に仕事をあがりたい
といった人に向いています。
とにかく歩く!早歩きで歩く歩く!万歩計をセットすると達成感を感じますよ。
そして、仕事中はほぼ会話無しです。最初の説明や分からない事を聞く時は会話しますが、それ以外は黙って同じ事を繰り返します。誰も無駄話をしません。
その代わりチャイムが鳴ったら、パッと手を止めてあがる事が出来ます。社員さん達は引き続き作業をしたり、連携を取って確認したりしますが、単発バイトはきっちりあがれます。(私の経験上では毎回そうでした。)
働いている人の年齢や性別は?
私はこれまで、日払いバイトは男性や若い人向けかなと思っていたけれど、実際に経験してみると女性が案外多いです。
そして年齢が本当に幅広い。20代から70代まで。働き方は様々です。
定年退職後、身体がなまってしまうからという理由の方もいれば、半年だけ集中してダブルワークで働いて、残りの半年は休みにしている人もいました。
会社生活に捉われず、自由に好きな時間に好きなだけ働けるので、プライベート時間を充実する事ができるというメリットもあります。
知らない世界を手に取る楽しさ!私が経験したピッキング例
ピッキングは、世の中の人が求めている商品を集める仕事なので、今は何が流行しているのかな?とか、定番はなあに?など世間に触れるのも楽しいところ。
普段は感心が無い分野に出会ったり、知らない商品を手にすることから「気付き」があります。
今回は私が経験したピッキングから、以下3つを紹介します。
- アパレル商品
- 文房具メインの事務用品
- 大手メーカー衣料品
アパレル商品
ブティックや都会のショウウィンドウに並んでいそうな、ちょっと洒落た商品ばかり。アクセサリー類、バックや小物を集めました。小物は紛失防止のために、決められた袋に入れて箱へ。
大きなリングの先に飾りが付いたイヤリング、自分じゃ絶対に選ばない(似合わないから)光沢がある大判スカーフ、派手な模様のベルトなど。
細身でハイヒールを履いている女性が浮かんで楽しかったです。
文房具メインの事務用品
セキュリティ強化された大手に入りました。倉庫に入るまでの道のりには、扉を何枚も開けるのですが毎回専用カードが必要なので、入退場は都度社員さんと一緒に行動。
ピッキングをしなければ到底入らない職場なので、興味深く仕事をしました。
集めた商品は、通信販売大手の「アスクル」(事務用品を中心とするソフトバンクグループ系列の通信販売会社)で扱うような事務用品。
セロテープ、紙ファイル、油性ペン、お茶パック、ゴミ袋、インスタントコーヒーなど。以前、事務をしていた時「アスクル」に色々と注文していたので懐かしくなりました。
大手メーカー衣料品
コンクリートの壁の大きな倉庫にて。アルファベット文字がついた棚に、様々な服や小物が入っていました。リスト通りに、棚から手元の箱へ集めていきます。商品が多い時には、台車を使って運ぶ時もありました。
タグを見ると「ICB」「ポールスミス」「23区」などがチラホラ(記憶が正しければ・・・)。ほぼブランドです。
ピッキングをしていると、同じ柄の同じブラウスを何枚も手にしたので、流行を見る事ができました。
世の中の女性は今こんな服や小物が好きなのか!と感じることが出来て、なかなか楽しかったです。タグの値段をチェックしてみると、素材のわりに高価だったのが印象的です。
まとめ
今回は私が経験したピッキングや、きついと感じた事などを紹介しました。単調な仕事ですが、世の中のモノの動きを手に出来る楽しさがあります。
身体を動かす仕事なので、ダイエットしたい人におすすめですよ!お金を頂きながら痩せられるなんて、そうありません。
日頃運動していない場合は、慣れるまで大変かもしれません。休憩時間まで手を止めるのは目立ちます。でも、トイレに行きたくなったり、体調不良な場合は一言声をかければ大丈夫。
経験上、向いていると思う人は以下の通り。
- 身体を動かしたい
- ダイエットしたい
- 人と関わらずに働きたい
- 黙々と作業するのが好き
- 決まった時間に仕事をあがりたい
たった1度のピッキングでも、色々な学びがあります。私は経験して良かった!と思っています。会社に捉われず、自由に働くって良いですよ。
何歳からでも、何度でもOK。自分のペースで楽しく働いてみませんか。
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